旧暦ダイアリーで季節の健康コラムを楽しもう！ユリウス暦とグレゴリオ暦について

◆ユリウス暦

太陽暦を採用していた国の多くは、16世紀まではユリウス暦でした。ユリウス暦では地球の周期を365日と6時間とみなします。そうすると6時間×4で24時間分のズレが生じるため、4年に一度閏年として1日分の修正を施していました。

◆グレゴリオ暦

地球が太陽の周りを回る周期は、正確には「365日5時間48分45.179秒」であり、6時間には11分足りません。わずか11分でも、100年単位で考えると数日のズレになります。当時ユリウス暦を1000年以上使っていた国では、このズレが大きくなっていったのです。

そこで登場したのが、グレゴリオ暦です。グレゴリオ暦も太陽暦なので1年の日数は365日ですが、閏年を設定する計算方法が異なります。400年間に97回の閏年を設けるという、400年単位の修正を加えることで合わせることができたのです。

◆季節に合った献立作りに旧暦ダイアリーを活用しよう

伝統的な食文化は、季節ごとの健康によい食材を伝えています。ビタミンが欠けがちな冬至にカボチャを食べたり、元日から1週間が経過した1月7日に七草粥を食べたりするのはよく知られていますが、実は旧暦と現在の暦には1月ほどのズレがあるのです。

旧暦で七草粥を食べるのは、現在の2月5日頃にあたる立春から1週間が経過した五節句の一つ「人日（じんじつ）の節句」に由来しています。旧暦ダイアリーがあれば、昔の知恵を正確に理解して実践することができるでしょう。

◆旧暦ダイアリーがあれば季節の変わり目の準備ができる

長い間旧暦で暮らしてきたため、日本の伝統行事や季節を表す言葉などは旧暦に沿ったものになっています。

五節句や二十四節気を意識することは、季節が変わることへの心の準備になり、暑さや寒さに負けない季節に合わせた健康管理につながります。旧暦ダイアリーがあれば、季節の変わり目に体調を崩さない心配りができるようになるでしょう。

◆旧暦ダイアリーをチェックして季節の行事も忘れずに

旧暦では、節分やお彼岸などの日本古来の伝統的な行事がたくさんあります。農作物にも関連する、八十八夜のような季節を知らせる雑節は多いです。

西暦のカレンダーに旧暦の月名や日付、月の満ち欠け、二十四節気、五節句などが掲載されている旧暦ダイアリーを使えば、季節の行事を忘れずに生活に取り入れることができるでしょう。

株式会社パンゲア/旧暦美人プロジェクトが販売する旧暦ダイアリーには、季節や健康に関するコラムが多数掲載されています。