旧暦美人「ゆめ句会」のご案内
ことばに興味がある方なら、ぜひいちど!
旧暦美人の会では、気軽に楽しく俳句づくりを体験できる「ゆめ句会」を、季節ごとに開催しています。
事前に季節に合わせて宿題の季語が出され、それを使ったものとそれ以外の季語を使ったものを、参加者が用意して集まります。
もし宿題の句を作るのは初めは難しいと思っていらっしゃる方も参加していただけるように、 初回は宿題提出なしでも、出された句を味わうことだけのご参加も可能ということにしています。
人の句を味わうだけでも楽しい! と思います。 言葉が好きな方なら絶対楽しい「ゆめ句会」、ぜひこの機会に体験してみてください。
どんなことやるの? とちょっと「?」な方も多いと思いますので、ご案内の最後に句会の流れを結女先生に書いていただきました。 選句の時に、誰の作かを完全にわからなくするためにとても工夫がなされています。
先生もベテランも新人も、完全に同じ土俵で腕試しできるなんてとってもフェアだと思いませんか?
句会の場では、全く平等に句を出し、互いに評価し合うのです。
江戸の庶民文化ってスゴい!
世知辛く、夢のない世の中だからこそ、こんな句会で遊びましょう! 心を広げていきましょう!
【講師略歴】
滝本結女(たきもとゆめ)
愛媛県出身。
地方紙(文化面担当)記者時代を経て、昭和59年上京。
平成17年 白金「KIMA」句会入会。
平成18年 「毬」(河内静魚主宰)入会
著書に初句集「松山ミクロン」(文學の森社刊行)がある。
【場所】
パンゲアソラリアム
東京都渋谷区恵比寿西1-24-1 3F
▼地図
http://www.pangea.jp/solarium/access.html
【参加費】 1000円
【持参するもの】
- 筆記用具 (鉛筆、消しゴム等)
- 歳時記(まだ持っていない方は自分が使いやすいもの、持ち歩きやすいコンパクトな
文庫本サイズのものを購入されるとよい。 例)俳句歳時記(角川学芸出版編) - お好きな飲みものなど。
くちびるに花ふれた指そっとおく 忘れ物ですよの声に人の春 満開に咲けば激しい風の吹く |
|
夏館誰も座さずに祖父の椅子 みどりみどり深みどりみどり滝の音 星涼しふたりきりの明日探す |
|
単線の御召し列車や昼の月 満月をさけて喧嘩の日延べする いちじくの葉の広々と生家あり 甘縒りの雲をほどきに風の雁 手のひらに空を汲みたり秋の水 |
|
のりしろを切り落とされし冬木立 病室に囚われの窓冬木立 傷口にまっすぐ落ちる冬の雨 マスク取り二人の時が交じり合う ギブスして聞くキャンディーズ春近し 凩や炊飯の湯気真直ぐに |
句会に少しでも興味のある方は、情報会員にご登録ください。 開催日、兼題など決まった段階で、句会のご案内メールをお送りします 。
そのほか、特別な方にだけお送りする早割情報、特割フェア情報などのお知らせメールもお送りします。
さて、句会の進行ですが、
- 各自作成してきた句を短冊に書き写す。
当日記入するのでも可。 縦15センチ×横3センチほどの紙で、
紙はどんなものでも構いません。
(初めての方はこちらで用意します。) - いったん座長がその短冊を集め、今度は別な用紙に2句ずつ
書き写します(みんなに割り振ります) - その紙に座長が番号を振っていきます。
- 各自用意したノートに番号順に書き写します。
(ノートは縦線が入った小学生の連絡帳が 一番手頃です。100円のものでコクヨなどの
メーカーのものがあります。 初回の方は、清記用紙を用意しておきます。)
ここで下準備完了。
- いよいよ選句。書き写した句の中で当日の人数にもよりますが大体7句ほど選び、その中で一番いいものをチェックしておく。
(いくら自信があっても自分の句は選んではいけませんので、悪しからず〜) - 選び終えたら、今度はみんなで一句ずつ講評をしていきます。選んだ人はその理由、ときには作者に作品の背景をうかがいます。
(俳句が座の文芸と言われる所以。選ばれても選ばれなくても、このやり取りの楽しさこそが句会の醍醐味です。) - 最後に座長が選句、講評をして完了。
いかがですか?
句会では自分の手で沢山字を書きます。
結構これが新鮮!
何たって最近紙に字を書くってことホントに減ってますもんね。
いつもとちょっと違う時間を体験してみてください。
みなさまのご参加、お待ちしております。