こちらに来てから3度目の春がやってきました。この冬は暖冬だったので少し楽でした。雪も2回くらいしか積もらなかったし、洗濯機のホースの水が凍り付いて使えない日もありませんでした。気がつくと、山や辺りの色が少しずつ軽やかな新緑の色になって、梅や桃の淡い桃色や白が目立つようになってきました。ふきのとうもあっという間につぼみをつけ、早くも花が咲きかけているものもあります。
この春は、我が家の長女が中学に、次女が幼稚園の年中にそれぞれ入学、入園します。それに伴う説明会や準備、卒業関係の行事もあって結構バタバタしています。春の兆しに気づくのが遅れたのもそのせいかもしれません。長女の中学入学は、本人はもちろんのこと、親である私もかなりドキドキしています。友達ができるか、クラブでうまくやっていけるか、勉強についていけるか・・・なんて、おせっかいもいいところなのですが、自分が中学に入った時のことを思い出しながら、心配しています。私の中学は一学年12クラスというかなりのマンモス校で、ガラスが割られたり、トイレのドアが壊されたりとかなり荒れていたのですが、いい友達に恵まれて楽しく過ごしていました。今でも付き合いのある友達もいます。娘にもいい友達ができるといいなと思っています。
改めて春は別れと出会いの季節だと思います。卒業やいろいろな事情でお別れする人もあれば、新しく出会う人もいる。娘も同級生がそれぞれ違う中学に行くことになったので、さみしく思っているようです。一方で、新しい中学に一緒に行く友達もできて、期待と不安が入り混じった気持ちでしょう。私にとっても、中学、幼稚園で他の保護者の方との出会いがあり、楽しみでもあり、不安でもありますが、いい出会いがあればいいなと思います。
出会いと言うと大げさかもしれませんが、去年ヨガを始めてから少しずつ人間関係が広がってきました。次女の幼稚園もヨガで知り合った人から教えてもらいました。娘の通う予定の中学の様子も聞けたり、ほんのちょっとしたことでも話してみると、いいアイデアを聞けたりと、ありがたい限りです。また、最近、家事や家計のことを合理的に考える会に参加しています。そこでも、年代もさまざまな方との出会いがあって、いろいろな話や家事のコツ、子育ての話が聞けてとても楽しいです。今まであまり家事や家計のことについてきちんと考えたことがなく、行き当たりばったりでやってきた私にとって、家事や家計を予定や予算、ルールを考えて管理実行するという考えはとても目新しく、衝撃的なものでした。といっても、突然生活を変えられるものではないので、まずは地道に家計簿をつけ、先輩方のアドバイスを聞きながら気持ちのいい家庭を作っていきたいです。
いろいろな人と会って話す中で、お金をもらうもらわないを別にして、いろいろな仕事や働き方があるのだなあと改めて思います。私の中でも、「働く」ということの概念が少し広がってきた気がします。まだまだ自分のしたいことははっきりしないのですが、人の役に立って自分も楽しい仕事や働きをしたいです。そして、考えながら動いていきたいと思います。