秋の終わりのメンテ・足指のスキ間
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 冬が近づき寒さが増すと、空気も乾燥してきます。目を少し凝らしただけなのにショボついたり、パソコンした後にやたらと疲れたり… いつもだったら平気なこともこたえがちで、「首や頭が何か強張ってきたなぁ…」という時期の始まりです。
 後頭部、頭の後ろ側に手を当ててみると、片側だけペチャンと潰れたような左右差のある感触があったり、耳の穴にソッと小指を差し入れてみると穴の大きさが違ったり…!? キュッと固まっている頭の側の方は、耳の外側のへり、耳殻だって厚ぼったくギュッと縮まりがちな傾向が起きてきます。
 ならば、本格的に強張ってしまう前に、少し柔らげておいてみませんか。まずは、耳の穴を少しずつ全方向へひろげるように、耳殻を優しく親指の腹と人差指の側面で挟んで上から下へと、こまめに広げてゆきます。すると、不思議。耳と同じ側の目がスッと見開いたような感じが起こるかもしれません。
 片耳ずつ行い、両耳を終えた後は、手の平で目に蓋をして、しばらく目にお休み時間を与えてあげてくださいね。日頃の労をねぎらうように「今はもう休んでいいんだよ」と言いきかせてあげるようなお気持ちで。
 おなかに吸った息を手の平から吐くようなつもりになって、目の玉に息を染み込ませるようにすると、目の強張りがゆっくり弛んでくるかもしれません。できれば部屋の照明も暗くして。
 これから寒くなる時期は努めて、神経を休めるケアーがお勧めになってきました。ぜひ、ゆったりとした気分でお試しください。

Lesson 08