環境に配慮した日常生活を送るためには、地球環境や働く人々の労働条件に配慮して作られた商品やサービスを提供するという社会的責任を果たす良質なビジネスや、世界や地域を舞台にビジネス的な手法で社会的課題の解決に取り組む団体の活動が、もっと広がらなければなりません。そしてそれは、投資や預金や寄付といったお金にまつわる私たち一人一人の行動を変えることによっても実現できるのです。
◆投資の新潮流?社会的責任投資(2002年7月掲載)
環境対策や柔軟な雇用制度、地域社会への貢献活動などに積極的に取り組む企業を選んで投資する「社会的責任投資」(SRI)。自分の資金で自分が望む社会を作り出すための第一歩です。
◆SRIアナリスト 佐久間京子さんインタビュー
「きゃりあ・ぷれす」117号(前編)
「きゃりあ・ぷれす」118号(後編)
◆投資に新風、ウィンドファンド(2006年1月掲載)
風力発電先進地の欧州では、一般市民が風力発電所に出資する「ウインドファンド」が更に広がっています。
◆マイクロクレジットで起業支援(2002年7月掲載)
少人数にグループ化した起業家に対して少額の無担保融資などを通じて起業支援する「ピアレンディング」(グループ融資)という手法。低迷する日本経済を象徴する起業の減少に歯止めをかける有効な手立てとなる可能性を秘めています。
◆世界が地域通貨を求めている(2002年7月掲載)
地域通貨は、私たちがいつも使っているお金だけでは買えない身近なつながりや志を同じくする人々同士のネットワークをもたらす可能性を秘めています。世界では、荒廃する地方都市の再生や急激な金融市場の変動から地域を守るためにも使われています。
◆企業の社会的責任(CSR)に目覚めた女性たち(2006年1月掲載)
地球環境の持続可能性(サステナビリティ)や従業員の労働環境に配慮し、地域社会に貢献しながら安定した利益を上げることを目指す企業の社会的責任(CSR)を表明する会社が世界的に増える中、働く女性たちにCSRやサステナビリティに関するテーマへの造詣を深めて仕事や日常生活に役立ててもらうことを狙った勉強会を企画する非営利団体がニューヨーク市内で活動を始め、幅広い業種のワーキングウーマンたちの間で人気を呼んでいる。
◆社会的事業を支えるマネー(2006年10月掲載)
日本でもここ数年、環境や健康に配慮しながら社会的課題の解決に奮闘するビジネスや活動を支える資金の流れが出てきました。
<テーマ関連サイト>
『米国、欧州、アジアのSRI調査・広報機関』
Social Investment
Forum(米国)
SRI Compass Europe(欧州)
ASrIA(アジア)
SIF-Japan(社会的責任投資フォーラム、日本)
バングラデシュ・グラミン銀行(英語)
世界にマイクロクレジットの名を知らしめたムハマド・ユヌス氏率いるマイクロクレジット専業金融機関
マイクロクレジットサミットキャンペーン(英語)
2005年までに世界の1億世帯にマイクロクレジットを提供することを目指して、 世界のマイクロクレジット金融機関(団体)によって行われているキャンペーン
日本リザルツ
マイクロクレジットへの理解を深める活動を進める市民団体
地域通貨全リスト
日本の地域通貨を網羅したリンク集。地域通貨全般の情報も充実しています。
CSR Archive
日本総合研究所が運営する国内外のCSR情報サイト・リンク集
日経CSRプロジェクト
日本経済新聞が運営するCSR情報サイト
持続可能な未来のための女性たちのネットワーク(WNSF)(英語)
働く女性たちにCSRやサステナビリティに関するテーマへの造詣を深めて仕事や日常生活に役立ててもらうことを狙った勉強会を企画するニューヨークの非営利団体
Japan for Sustainability
日本の企業やNPOなどによる環境に配慮した取り組みについて、英文で世界に発信している。海外でも注目度の高いサイト。
<テーマ関連書籍>
エンデの遺言 根源からお金を問うこと
(河邑 厚徳・グループ現代著、NHK出版)
マネー崩壊 新しいコミュニティ通貨の誕生
(ベルナルド・リエター、日本経済評論社)
ご質問やコメント、お待ちしております。
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