DOGGYぷれす編集部セレクション

『DOGGYぷれす』 の おすすめBOOK

●『ガク最後の冒険』

株式会社 本の雑誌社
文・写真 佐藤 秀明

タイトルからもわかる様に、ガクにとって最後のアラスカの旅は、コブックの源流、ウォーカーレイクから流れに乗る。

年齢も10歳を過ぎ人間で言えばかなりの高齢。
しかし、旅を重ねるごとに若返っていくガクの姿には飼い主の野田氏と著者は驚くばかり。
動物本来の能力と本能を、アラスカの自然がガクを駆り立てる。

今回は文中の写真もカラーなので、野性美を堪能することができる。
旅に出たくなる一冊です。

********************************
残念ながら続編の前の「ガクの冒険」があるらしいのですが、ここで紹介出来ないのは残念です。
興味のある方は探して感想を送っていただければ紹介します。

この本をamazon.co.jpで買う!

●『続 ガクの冒険』

株式会社 本の雑誌社
文・写真 佐藤 秀明

古来の日本犬とシェパードのミックス(10歳 欺)ガクと飼い主の野田氏がアラスカのノアタック川(ブルックス山に源を発して北極圏のツンドラ地帯をベーリング海に抜ける美しい川)へカヌーの旅に出る。

同行する著者も、もちろんカヌーイスト。10歳になるガクを連れての旅の写真は、すべてモノクロながら、自然の雄大さや美しさ、ガクの瞳の輝きなど見ているだけで、アラスカの風を感じます。

旅の描写は文でも余すこと無く伝わり、読み終りは素晴しく爽快な気分。

この本をamazon.co.jpで買う!

●『いつでも会える』

著者 菊田 まりこ
発行 学習研究所

●1999年度 ボローニャ児童賞・特別賞受賞

一匹の犬「シロ」が大好きな、みきちゃん。ある日突然みきちゃんが、いなくなります。

絵本の中から言葉少なに、ハートに語りかけてきます。
デリケートな内容ですが、子供と一緒に読んで一緒に考え、お話できる一冊ではないでしょうか?
イラストがとってもキュートです。

この本をamazon.co.jpで買う!

●アッシュと歩いたヨーロッパ

発行:主婦の友社 発売:角川書店 著者:坂本徹也 写真:坂本光里

----- 読者の坂本光里様からのご紹介 -----
こんにちは、はじめまして!
いつも楽しく拝見させていただいております。

じつはこの度、当家の愛犬アッシュと私とダンナとで2ヶ月間、ヨーロッパの国々を旅した旅行記が出版されることになりました。
行程は、ドイツを起点に、パリ、アルザス、ブルゴーニュ、プロヴァンス、ボルドー、ピレネー、コートダジュール、イタリアン・リビエラ、トスカーナ、ドロミテ渓谷、オーストリア……という1万3000キロ。

文章とイラストをダンナが、私が撮影を担当、モデルがアッシュというチームです。
ホテルやレストラン、バーやカフェ、メトロなどの乗り物、パリのドッグショー、有名な観光地や誰も知らないような田舎町での愉快な出来事をエッセイ風につづるとともに、犬連れ海外旅行のハウツウも随所に紹介しました。

飼い主さんたちなら誰もがうれしくなれるようなカラー写真もいっぱい入っています。
ぜひ見てくださいね!
よろしくお願いいたします。

この本をamazon.co.jpで買う!

●「犬のディドより人間の皆様へ」

diddディド:著
チャップマン・ピンチャ−:協力
中村凪子:訳    草思社

本書はチョコレート色のラブラドル♂の「ディド」が自分自信と同種の犬についてあらゆる限りの知識と思想が書かれています。

飼い主のチャップマンとの生活で起こる出来事などは、犬好きでない人にも充分に楽しめる書籍であり深く濃い内容になています。
飼い主であり本書の執筆協力者である「チャップマン」は防衛問題・政治・医療関係の調査報道で活躍、現在は諜報活動に関する研究家として有名です 。

動物に関しての著作も少なからずあり好評を得ている。その著者の協力を得ての書籍は、言うまでもなく文学である。お薦め!

この本をamazon.co.jpで買う!

●リックがいちばん

えい出版社
著者 井原 恵里

サッカーファンなら「アジアの壁」の異名を持つ選手といえばご存知のとおり、言わずと知れた、井原 正巳選手であり著者はその夫人の井原恵里子さん。

ゴールデンレトリバーの「リック♀」が井原家に来てからの日々を書いています。
リックを中心にした家族と飼い主の体験や気持ちが楽しく描かれています。
また、ワールドカップ予選や本選の井原選手の状況などが文中に出てくるので、サッカーファンには違う観点で楽しめるのでは?

「リックの仕草、表情すべてが私たちの幸せである。どんな犬を見ても、私たちはリックがいちばんだなあと思う。」(文中より)

読むと、わかる!わかる!という飼い主ならではの、気持ちがたくさんあって面白い。
また、リックはとても賢い犬のようで感心してしまいます。
「うちの犬自慢」的書籍ですが、楽しく読めますよ。

この本をamazon.co.jpで買う!

●『犬の弁護士・事件簿』

著/ リンダ・A・コウリー 
訳/ 朝倉あや 
メディカルパースペクティブス/ 河出書房新社

1988年に、アメリカで最初の「犬専門弁護士」になった著者がユニークな語り口で豊富な裁判事例をつづるライフ・ストーリー。

法律相談を始めた当時、言葉のない犬の権利は、判事をはじめ多くの人々に認知されていなかったのだそう。
不当な罪で非難され、殺処分にされている犬がいることに怒りをおぼえつつ、一人それに立ち向かっていった著者の勇気に心の中で拍手。

ひき逃げにあった愛犬を思い出し「ペニーの死は私にとって最大の悲しみであり、その愛はそれまで経験したことのない至上の愛だった」という言葉どおり、文中は犬への愛情で溢れています。

輸入業者との売買トラブル、離婚後の犬の親権問題、隣人からの苦情など、実際におこったペットにまつわるトラブルを知ることで、自ら愛犬を守ることにも役立つ一冊。

この本をamazon.co.jpで買う!

●『犬のいる暮らし』

inu中野 孝次  岩波書店

「私は1972年に犬を飼いだして以来、間に5年の空白はあっても、今日までずっと犬なしででは暮らせぬ生き方をしている。」(文中より)

『犬のいる暮らし』で犬と暮らす27年間を読む事が出来ました。文中で作者は自身を偏屈で、臍曲りな人物と称している。

その作者が「初めて言葉のない相手と暮らし、気持ちを察してやる心遣いをする様になった(中略)相手は犬だけとは限らない。

ほかの動物に対しても犬を飼う以前と以後では、その感じ方がずいぶんかわった」言葉を持たない動物に学ぶ事が多いのは、作者のみならず読者も共感できました。

また愛犬の柴犬、ハラス、マホ、ハンナの愛らしさや個性の描写が読む側を感動させてくれます。
(◎本の中の写真がまた可愛いっっ!!)

飼い犬で洋犬が人気・主流の中、日本犬である柴犬の性格などを知ることが出来る1冊でもあります。おすすめ....


●4人と4匹
 (ジョン・サラ・キキ・アルルと井上さん家の物語)

発行:河出書房新社
写真:井上 一 文:井上 富美子

この本を読んでというか見た私は「私もモノクロームの写真を撮ろう!パンサとアクアをたくさん撮ろう!」と思いました。

真はゴマンと撮ってはいるのですが、モノクロームは哀愁があるなあ〜やはり...ということでこの本はほんとうにかわいいし、ステキだしかっこいいし、遠くを視る横顔も夕日に輝く水辺でのジョンのシルエットも美しい。

愛しくなるようなワンちゃんたちの写真集。抱きしめたい一冊!

この本をamazon.co.jpで買う!

●デキのいい犬、わるい犬 あなたの犬の偏差値は?

011994年に出版された「デキのいい犬、わるい犬 あなたの犬の偏差値は?」を紹介します。
タイトルはいかにも売れ筋系を狙っていて編集者個人としてはあまりいただけませんが英文のタイトルは「The Inteligence of Dogs」というものでタイトル通りの詳しい内容になっています。

心理学者ならではの分析と犬の研究者としての眼力で難しいだけのものではなく次々とページをめくらせる面白い内容になっています。犬の偏差値ランキング、IQテストなど愛犬家ならちょっと知りたい、調べたいと思うものも真面目に取り扱っています。

編集者個人も同じ考えだったのですがやはり、犬の躾、訓練は声と手ですべきだというとことも感動しました。
現在行なわれている競技会では型にはまった古い慣習のなかで行なわれているものが多く、時代に合っていないのが実情です。
今の競技会で高い得点をとる犬が素晴しい犬とはかぎりません。

耳が聞こえないひとや耳が聞こえない老犬でもきちっと訓練してハンドラーになれるようなトレーニングが必要だと思います。
子犬のころから手の合図やからだの動きに対応する教え方と号令による訓練は同時に教えるべきだと考えます。そうすれば老犬になってもひとが歳をとっても困ることはありません。

私情が入りましたが色々な意味で面白いと思いますので是非、読んでみてください。

この本をamazon.co.jpで買う!


BACK