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犬と遊ぼう!情報満載!

『DOGGYぷれす』VOL.43

2000.9.15(金)発行

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                   DOGGYぷれす編集部

 

========================■INDEX■=============================

■第2回日本臨床獣医学フォーラム年次2000に参加して

■ 読者フォーラム(読者の皆様の質問や情報コーナー)

■【おすすめBOOK 】「犬の気も知らないで 犬からヒトへの90の質問」

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第2回日本臨床獣医学フォーラム年次2000に参加して

【動物との暮らしを考えるフォーラム】

主催:日本臨床獣医学フォーラム

【市民フォーラム】

 

●犬のしつけ(問題行動)

 モデル犬によるデモンストレーション

 9月3日(日)13:00〜14:30

 テリー・ライアン(全米ドッグインストラクター協会元会長)

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<要約>

犬が吠えることは極めて正常なことです。鶏はコケコッコー、牛はモォー、

そして犬はワンワンと鳴くのです。問題はたくさん吠えすぎる、声が大きす

ぎる、適切でない時間に吠えてしまう時に起るのです。でもそれも犬にとっ

ての問題ではなく周囲の人間たちにとっての問題にすぎないのです。犬が極

端に吠えるということはその根底により深刻な問題が存在するという証拠で

もあります。故に犬、人間相方の幸せのためには根本的な治療を試みる必要

があるのです。吠える原因と無駄吠えを減らす方法をこのセミナーでお話し

ます。

 

<問題解決:家族で始めよう>

まずはじめに吠えるという行動の記録を取ってみます。常に紙と鉛筆を用意

しておき犬が吠えるたび情況を記録することを家族全員で心掛けておくと良

いでしょう。このような記録を取ってみると問題解決のヒントになるような

事柄が見つかることもあります。留守がちな飼主は隣人から情報収集をすれ

ば良いでしょう。

そうすることによって少なくとも飼主が真剣にこの問題に取り組んでいると

いう姿勢は近所の人々にわかってもらえるでしょう。しかし、隣人に正確な

情報を期待することはできません。留守をするふりをして、そっと家に戻っ

て犬の行動を影から観察してみたり、テープレコーダーやビデオカメラなど

を設置していくこともできます。このようにして入手した情報はいわばパズ

ルの部品のようなものです。全ての断片を整理し、正しい位置に置くことが

パズル完成につながるわけです。

<次のような質問の答えをさぐってみましょう>

 

●犬はいつ吠えるのか?

犬は決まった時間帯に吠えていますか?

何か規則性はありますか?

月曜日の朝だけ・・・・夜間外にいるときだけ・・・

ひとりで置かれた時だけ・・・雨天の時だけ・・・

 

●いつ頃から問題があったのか?

子犬の頃からこの問題をかかえていましたか?

何らかの生活の変化にともない出現した問題ですか?

引越し・・・子供が家を出た・・・

休暇の後・・・新しい隣人が引越して来た

 

●どこで吠えているか?

屋内?屋外?それとも両方?自動車の中・・・散歩中・・・

 

●誰がいるときに吠えているか?

ひとりでいる時と人といる時の違いは?

 

●何に集中しているか?

特定の人間、動物、物体に吠えているか?何があってもいても同

じなのか?対象が何もないのか?

 

●解決を試みたことはあるのか?

 どれくらいの期間それをためしたか?

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(つづき次号掲載)

<犬のストレスの徴候を読み取る>です。

 

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■ 読者フォーラム(読者の皆様の質問や情報コーナー)

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いつも楽しく拝見させていただいています。

 

避妊去勢についてですが、よく病気を防ぐ為に子宮や睾丸を取る

事を説明されますが、そういった病気は、なる子はなるし、なら

ない子はならないのです。子宮蓄膿症などは更年期障害の一環と

してなる場合が多いそうです。それは取っちゃえばなりようがな

いですが、病気予防で手術するのには、賛成しかねます。

でも、あえて判断するとしたら、一緒に暮らしていく為のメリッ

ト、デメリットをよく考えて、判断されたらいいとおもいます。

手術をする事で、飼い主、犬共に幸せに暮らせるのならば、それ

に超した事はないと思います。

 

去勢の場合のメリット

無計画に雌犬を妊娠させてしまう事がなくなる

●雄犬同士の抗争をある程度防げる

●マーキングが減る事が多い

●攻撃本能をやわらげる

●手術の範囲が狭い

 

避妊の場合のメリット

●シーズンがなくなる

●無計画に妊娠してしまう事がなくなる

 

デメリットは雄雌共に、

●雌犬の場合特に手術に対するショックが少なからずある

●麻酔を受け付けない場合死ぬ事もある

●ホルモンバランスを崩す場合がある

●術後のケアをきちんとしなければならない

●やぶ医者に掛ると後遺症が出る(手術後の癒着など)

と、言う事です。

 

声帯除去手術の話しも出ていましたが、こんな話しもあります。

ある人が、とてもよく吠える気質の犬を飼っていました。

近所迷惑になるので、いつも吠えないように叱っていました。

するとその子はいつも怒られているので、性格もシャイになり、

ストレスが溜まり、ますます吠えるようになったそうです。

飼い主の方は思い余ってその子に声帯の除去手術をしました。

もうこれで吠えたからといってしかる必要もなく、飼い主の方は

心底その子の事を可愛がってあげました。すると本犬は吠えてい

るつもりですし、飼い主の愛情もたっぷりですので、性格も温和

になり、シャイでもなくなり、精神的にも落ち着いてきたそうで

す。吠えるから即手術というのはどうかと思いますが、何がその

子にとって幸せかは、他人には解らないものだと思います。

A・Y

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テリー先生も私達が研究し、考えているのも想像の域を脱していま

せん。たぶん犬はそう感じているだろうと人が思っているだけなの

です。とおっしゃっていました。人には解りませんよね。本当のと

ころは。(編集部)

 

 

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【おすすめBOOK 】「犬の気も知らないで

          犬からヒトへの90の質問」

          著者:ブルース・フォーグル

          訳 :能勢 理子

          発行:ペットライフ社

 

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著者であるブルース・フォーグル氏は獣医学博士。英国獣医師会会員。

ロンドンで動物病院を開業、世界各地の獣医科大学で動物行動学に関す

る講義を精力的に行っています。本書の姉妹本「猫の気も知らないで

猫からヒトへの92の質問」も好評です。

 

飼い犬から「ご主人様に感じる疑問」というかたちで、著者が獣医師と

しての経験に基づき、ユニークに飼い主側の人間を分析している、また

飼う犬種べつに飼い主の特徴があるというのも興味深い、その他さまざ

まな質問に著者であるブルース・フォーグル氏が答える。その内容は読

者によって面白く感じる項目が違ってくるはず。あなたは、何が一番興

味深かったですか?

 

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『DOGGYぷれす』編集部(dog@pangea.jp)

 

■東京都渋谷区猿楽町11-19(株)パンゲアクリエイティブスタジオ

■TEL:03-3463-3421 FAX:03-3463-3431

■発行人:赤松公香

■編集者:赤松弘一・高橋信夫・武子祥子・犬のパンサ

 

 

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