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犬と遊ぼう!情報満載!
『DOGGYぷれす』VOL.24
2000.5.5(金)発行
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DOGGYぷれす編集部
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■ 第三回:盲導犬と暮す(樋尻&キルトさんからの投稿)
■ 【おすすめBOOK】『アッシュと歩いたヨーロッパ』
■ 犬のパンサのコラム(第二段!犬吠埼にて)
■ 読者フォーラム特集(読者の皆様の質問や情報コーナー)
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大阪の樋尻&キルトさんから投稿していただきました。
前号から3回連続で盲導犬について連載しています。
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3 盲導犬と使用者の関わりについて
盲導犬は、従順で大人しく視覚障害者に尽くすように訓練された「スーパードッグ」
ではありません。本来の犬としての可愛いしぐさや行動、意思や感情表現もちゃんと
持っているし、人との関わりや触れ合いが本当に大好きな犬達ばかりです。
盲導犬の「犬」としてのやんちゃな部分や愛らしさは、想像以上のものでした。
ハーネスを外せば、キルトも元気でお転婆な女の子です。職場などでも、キルトがい
るだけで周りの空気が和み、同僚や上司の人達からも、良く遊んでもらい、可愛がっ
てもらっています。
盲導犬は、視覚障害者を連れて歩く犬ではありません。視覚障害者の単独歩行をサポ
ートしてくれる犬です。道に敷かれた誘導ブロックや、周囲から聞こえて来る音など、
視覚障害者が得ることの出来る情報と、犬という動物が持ち合わせている特性とを合
わせての共同作業の上に盲導犬歩行は成り立っているのです。盲導犬には、生き物と
しての温もりがあり、盲導犬と使用者の間には、日々の歩きや生活を通して培われる
安らぎと信頼感があります。
私は目が見えませんが、キルトには大きくてくりくりっとまんまるな目があります。
その大きな目で、キルトは段差を見つけ、障害物やすれ違う人を避け、尻尾を振り振
りしながら楽しそうに歩きます。
以前の私にとって、一人歩きはただ単に、目的地に辿り着くためだけの「移動」にしか
過ぎなかったのですが、キルトと歩くようになって、歩く速度も速くなり、人や物にぶ
つかったり、自分の行きたい方向にうまく進めない、といった精神的ストレスもなくな
り安全に快適な気持ちで、歩くことを楽しめるようになりました。
盲導犬に限らず、犬と関わり暮らして行く上でもっとも大切なことは「節度ある愛情を
持って向き合い接してあげる」ということではないかと思います。
私は「キルトに何かをさせる、何かしてもらう」のではなく「キルトと一緒に歩みキル
トと共に生きたい」と考えています。
きっと、多くの盲導犬の飼い主が、そんな気持ちを持ってパートナーの盲導犬と歩き、
生活していることでしょう。
タクシーの乗車拒否や、飲食店・宿泊施設での入店や宿泊拒否など、まだまだ制限も
少なくない盲導犬との生活ですが、このメルマガを通じ一人でも沢山の犬を愛する皆
さんに、盲導犬や視覚障害者への正しい理解を深めていただければ嬉しく思います。
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樋尻&キルトさんのホームページもご覧ください。
home page:http://www2s.biglobe.ne.jp/~hihiho/
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■【おすすめBOOK】
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『アッシュと歩いたヨーロッパ』
発行:主婦の友社 発売:角川書店 著者:坂本徹也 写真:坂本光里
定価¥1600(本体)ISBN4-07-228275-8
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こんにちは、はじめまして!
いつも楽しく拝見させていただいております。
じつはこの度、当家の愛犬アッシュと私とダンナとで2ヶ月間、ヨーロッパの
国々を旅した旅行記が出版されることになりました。
行程は、ドイツを起点に、パリ、アルザス、ブルゴーニュ、プロヴァンス、
ボルドー、ピレネー、コートダジュール、イタリアン・リビエラ、トスカーナ、
ドロミテ渓谷、オーストリア……という1万3000キロ。
文章とイラストをダンナが、私が撮影を担当、モデルがアッシュというチーム
です。ホテルやレストラン、バーやカフェ、メトロなどの乗り物、パリのドッ
グショー、有名な観光地や誰も知らないような田舎町での愉快な出来事をエッ
セイ風につづるとともに、犬連れ海外旅行のハウツウも随所に紹介しました。
4月24日(月)から書店に並びます。飼い主さんたちなら誰もがうれしくな
れるようなカラー写真もいっぱい入っています。
ぜひ見てくださいね!
よろしくお願いいたします。
坂本光里(みさと)
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【犬のパンサのコラム】第二段!犬吠埼にて
こんにちは!パンサです。都会から離れ、海のある町に来ている--磯の香りと
波の音。打ち返す波は高く、かえす波に心が海の向こうにもっていかれそうな
そんな今日この頃・・・なんてね。
すごく広々として気持ちいい。パンサ、結構好きだなあ。誤解してたな。
千葉っていうと平らで埋め立てで黒土が飛んでくるような所しか知らなかった。
ここは自然が多くて都会の雑踏から遠く来たなって感じでとてもいい。
パンサの大好きな海がある。
田舎だなあ、ほのぼのしてるなあとつくづく思うのは、犬がほとんど離し飼いだ。
それだけ問題がないのか?どうなのかはわからないけど。
とにかく、放し飼いでその犬たちのテリトリーがあるらしく、パンサはよそもの
だから「何じゃこの犬?」って感じで吠えられたり、後を追われたり匂いをチェ
ックされたり。でも、おもしろかったのは、朝の散歩で遊んでいたところに2頭
の犬が、近くまで来てじっと見ている。それ以上は近づいてこない。だだ、じっ
と見ているだけ。その場からパンサとアクアが立ち去ったら、ここぞとばかりに
忙しそうに匂いをチェックしまくっていた。その格好がほんと、表現できないけ
どすっごく笑えた。よく人間社会にもありそうなことで同じだなと思ってしまう。
キャンピングカーで来ている犬連れのひとが海岸に車を止めて犬を遊ばせていた。
パパはあれを狙っているらしく、キャンピングカーを物欲しそうに見てる。
いまはステーションワゴンなのだが、キャンピングカーにすれば泊るところの心
配もなく、どこにでも行けると考えている。
それもいいかも。パンサやアクアは広くて楽しいかもしれないな。
アクアは初めてのお泊りなので部屋の隅から隅までチェックして、パンサのそば
から離れない。それでも、そのうちに安心したのか自分の携帯用のケージの中で
寝れた様子。パンサはいつものタオルをしいて場所を確保。どこでも眠れるサバ
イバルなパンサなのだ。
なんの問題も起こさず切り抜けたアクアはひとまわり成長したかもね。
どんどん外に出ていろんな経験を積んでりっぱなシェパードにならなくちゃね。
だだのぼんくらシェパードじゃ見かけ倒しっってもんだ。な、アクア!
皆さんも旅のコラム送ってくださいね。パンサ
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読者フォーラム(読者の皆様の質問や情報コーナー)
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こんにちわ
私は現在、当年九歳になるゴールデン、レトリバーを
飼っています。
昨年暮れあたりから、顔が赤く腫れ上がり
脱毛が始まりました、獣医さんに診てもらったところ
アカラス、別名(ニキビダニ)とのことです。
これがやっかいで、老犬がこの病になった時は
ほとんど完治は不可能と言われました。
実際、獣医さんを3件換えましたが、病気の進行が
止まっても完治はしてません。
この五ヶ月で費用も四十数万円程かかりました。
費用は仕方ないとしても、こんな難病が犬の世界にも
あるんだということを痛感しました。
愛犬の残りの寿命を考えると、精一杯看病をしてあげようと
思います。私の小遣いも全部犬に注ぎ込んでます。
皆さんの中にも老犬をかっておられる方が
かなりいると思いますが同じように
つらい思いをされている方、お互い頑張りましょう。(s.t)
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子犬の頃から人間を癒してくれた愛犬に恩返しの介護・・・
ホントに大変だと思います、頑張って下さい応援してます。
(編集部 武子)
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『DOGGYぷれす』編集部(dog@pangea.jp)
■東京都渋谷区猿楽町11-19(株)パンゲアクリエイティブスタジオ
■TEL:03-3463-3421 FAX:03-3463-3431
■発行人:赤松公香
■編集者:赤松弘一・高橋信夫・武子祥子・渡部麻美・井上暁美・犬のパンサ
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