2016.11.10発行 vol.398
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発行人の気まぐれコラム
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ついに暴言王トランプがアメリカの大統領になるという事態が、本当におこりましたね~。あの顔を、しばらくの間はしょっちゅう、騒ぎが収まってからも時々は見なければならないと思うとゾッとします。ただアメリカの零落、アメリカの本性がはっきり表れたという意味では、まあ悪くもなかったとも言えます。
あの「下品さ」あの「粗暴さ」あの「野蛮さ」が、これまで隠されてきたアメリカの正体だったということが、白日のもとにさらされた訳です。「偉大」なんて言葉とはまさに真逆です。
もちろんTPPは、ナシですよね。それはそれでいいことです。
でもグローバルエコノミズムは、多くのアメリカ人にとってもそれほどの苦しみや不安を与えていたのですね。今回の選挙でそのことがよくわかりました。それは大きな驚きでした。
じゃあ誰のためのグローバルエコノミズムなんでしょう。ほんの一部の投資家や実業家のためだったのですね。でもトランプもその一人でしょ? もちろんそうした富豪層のバックアップで成立している政治家もですが。
さて問題は、日米関係、安全保障です。選挙戦でのトランプの発言が本当なら、これまでとは変わるでしょう。これを私たちはどう賢く活かすかということが、今度は私たちに課せられた大きなテーマだと思います。
バカ殿は、へたをするとこれを利用して、「兵隊さんがほしいヨ~」という幼児的希望を満たそうとするかもしれません。このことは、心して注視しなければなりません。それをどう阻止し、本当に誇りある懸命な選択ができるかということが、私たち自身の喫緊の課題として浮上してきました。
これについては、「next・近代。脱・明治」のコラムに書きました。
http://www.pangea.jp/c-press/melmaga/data/151112.html
なんだか去年書いた様々な問題意識は、どんどん現実の課題化していくのには、我ながら驚くばかりです。
みなさん、どうお感じですか?
どう思われますか? ご意見・ご感想をお待ちしております。
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2016年11月10日 『きゃりあ・ぷれす』発行人 宮崎郁子
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