w 2015.4.07発行 vol.367


2015.4.02発行 vol.367
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◇『きゃりあ・ぷれす』発行人の気まぐれコラム、スタート!


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ここ4〜5年以上も、「旧暦美人」プロジェクトなどにかまけて、また、いつも長文になってしまい、かえって申し訳ないという気持ちもあり、『きゃりあ・ぷれす』でちゃんとしたコラムなどを発信できていないことについては、日ごろ心苦しく思っております。
もちろん「旧暦美人」プロジェクトも『きゃりあ・ぷれす』あってのもので、これまでいろいろなお願いにご協力いただいたりばかりしています。いつもご協力ありがとうございます。
ここに心からのお詫びと御礼を申し上げます。

これからも「旧暦美人」プロジェクトに一層力を入れていこうと思っていますが、『きゃりあ・ぷれす』本体でのコラム発信も再スタートしなくては、と思っているところです。(たぶんまた長文になってしまうと思いますが・・・)
何しろ日々のニュースは、国内外を問わずグロテスクとナンセンスのオンパレードで、友人などとそんな話をしていると、ただここで叫んでいたって仕方あんめ?と言われてしまうのです。せっかく『きゃりあ・ぷれす』という場があるのだから、そしてコラムとしてはみなさんに大変ご無沙汰してしまっているのだから、やっぱりそろそろ再スタートしなくては・・と勝手に奮い立っているところです。

『きゃりあ・ぷれす』のこれまでとこれから
メールマガジン『きゃりあ・ぷれす』は、1998年3月に創刊しました。当初は、働く女性のキャリア形成について考えるものとして相当リキを入れて前のめりでやっていました。
ちょうど20世紀から21世紀になる節目も経て、今年3月で創刊17年を超えました。
この間に大きく変化したこと、少しも課題が克服できずにいること、ますます問題が顕在化、深刻化していることなど、いろいろな状況が生まれています。
今、実際のところ労働人口の減少対策という一点の狙いで、女性の活用が話題になっていますが、このような政府のご都合主義によって働く女性がクローズアップすることには、『きゃりあ・ぷれす』はもちろん組しません。働き方そのもの、今のサラリーマンや労働者という枠組みだけということそのものを変えていくべきなのだと感じています。

という訳で、これから少しずつ始めたいと思っている「気まぐれコラム」では、女性の働き方のみを中心にすえたものではなく、今という時代、今の日本や世界について感じることを、それこそ気まぐれに発信していきたいと思います。

私は、昨年60才になりました。3・11後の今から2年半前には、ちょっとした大病(?)もしました。その人生のキャリアを経て、若い頃から抱いていた感覚や疑問が正しかったという思いを強くしています。証拠や理屈でなく、身体感覚が発する違和感、腑に落ちない感は、どうも正しいようだという勝手な確信を抱いています。
女性のキャリアの意味ではなく人生のキャリアの中で実証された、感覚を根拠とした問題意識を発信していくのが、これからの『きゃりあ・ぷれす』という風にとらえたいと思います。

下記は、あるネットワークに向けて送った文章です。そんなつもりでやっていきたいと思います。

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それなりに長く生きてきて実証できたこと。

高校生のころ、「沖縄返還協定粉砕」(過激ですね〜)の集会やまあ本格的なデモに行き、機動隊にロックアウトされたりした。原発については40年位前から嘘の固まりと思っていて、前述のデモ以来初めて3・11直後の集会に参加した。これまでに強い衝動に駆られてれて行動したのはただその2テーマだけ。私の感覚がNOという、40年以上前からの2大テーマは、沖縄と原発だった。そして今、何の解決も見ないでますます問題は顕在化している。という訳で、60年ほど生きて来て、最初に持った感覚が正しいということが実証できたと思っている。自信を持って、ジャーナリストや学者ではできない、感覚での問題意識を発信していきたいと思っている。テーマは日本の状況のみならず、近代、進歩、人間と地球の終末とかいろいろ。特定秘密保持法も実証された感覚という根拠には手が出せないだろう。
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そんな自分勝手な証拠もないタワゴトにお付き合いくださいとは言いがたいのですが、気が向いたらちょっと斜め読みしてくだされば幸いです。
今後とも『きゃりあ・ぷれす』をどうぞよろしくお願い申し上げます。


2015年4月2日 『きゃりあ・ぷれす』発行人 宮崎郁子