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アウトドア犬パンサのジーンズカジュアルライフレポート
*チンパンジーの話
*ファッションはエレガントへ
VOL.46
2000・8・28(月)発行
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ご無沙汰しています。パンサです。
先日、ママと一緒に帰宅途中、ラジオから流れてきた番組でたいへん興味深い
内容のものがあった。京都大学の霊長類研究所の偉い?先生の講演だった。
あんまりおもしろいので家に着いても終わるまでクルマの中で聞き入ってしまっ
た。そもそも霊長類学という学問は日本が確立した稀な学問だと言う。パンサ、
知らなかったなあ。霊長類学を東洋人が確立したというのでちょっと安心した。
21世紀は西洋の考え方だけではすまされない。東洋的な考え方も重要よ。
話を戻して・・・「チンパンジーの生態と子育て」について
猿人は猿と4千4百万?年前くらいに枝別れしたらしい。そしてチンパンジーとヒトは
500百万?年くらい前に別れたらしい。世界最古のヒトの骨はエチオピアで発見され
ていてそれが現在のチンパンジーのものとクリソツらしいのだ。ということは
ヒトの祖先はチンパンジーのようだった???のだ。
霊長類研究所の先生は22年間もチンパンジーのさくらという女性(先生はチン
パンジーを女性、男性、ひとり、ふたりという)をみてきている。
先生のお話では、最初に逢ったとき1歳くらいのさくらは「ヒトがはじめて対面する
時に見せるようなまなざしで」じっと先生を見つめたというのだ。そして、先生が
差し出したものを受け取り観察し、「返して」と手を出すとそれを返してきた。
他の動物はすぐにモノを口に持っていく習性があるがさくらは違ったらしい。
そのさくらも今年の4月に出産したそうだ。
チンパンジーは声帯の構造が違うのでことばをしゃべることはできないが
笑ったり、叫んだりする。(それ以外のコミュニケーションはボディーランゲージで
済むわけ。ヒトは進化の過程でことばを必要としたんだろう。)
さくらはかなり学習能力があり、数字を若い順に並べたり、色を判断したりするし、
ことばもかなり覚えられる。(まあ、パンサも50くらいのことばは解るけどね。)
さくらだけでなく早い遅いはあるがどのチンパンジーも学習するのである。
おもしろいのはこればかりではない。東アフリカのチンパンジーと西アフリカの
チンパンジーでは文化がちがう。東アフリカではシロアリ釣りをするがクルミを
石で割ったりしないが西アフリカのチンパンジーはクルミ割りをするがシロアリ
釣りはしない。つまりこれはできないのではなく、文化の違いなのだ。
関西では納豆を食べないが関東では食べるというようなものらしい。
文化があるのだ。
チンパンジーの子育ては長い。3年はお母さんのおっぱいを飲んで育つらしい。
少しずつ離乳していく。つぎの子づくりは最初の子供を生んでから5年後らしい。
それだけみっちり子育てをする。親は根気よく自分の姿を見せて学ばせる。
見てまねをするようにするらしい。まさに学ぶである。
ヒトも同じだろうけど・・学べるような親が少ないかもね。
アフリカの大自然のなかのチンパンジーは良く学び子育てもできるが隔離された
ところに連れて来られたチンパンジーのふたりにひとりは子育てが出来ないらしい。
たくさんの学ぶべき大人がいないし、コミュニティーがないかららしい。
ヒトも核家族になり社会が崩壊し、健全なコミュニティーが存在しないからうまく
子供が育たないのもわかるなあ。
パンサたち犬は大昔に狼から犬になったとき失ってしまってすでに社会はないけど、
人間社会の中に組み込まれて、いま新しい家族と暮らし、新しい社会のあり方を模索
している。そして、ヒトがいちばん自然社会のなかで自分達にどんな道が残されてい
るのか途方に暮れているのかも知れない。
アフリカの大自然のもとで暮らす動物たちのほうがヒトよりはるかに幸せのような気
がするのはパンサだけだろうか。
パンサ
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ファッションはさまざまなカルチャーや時代観とつながりを持ちつづける。
市場では成功者と敗者が明確に線引きされつつある。
ファッションどこへいくのか?
レディースの方向としてより、エレガントな流れになっている。
モア・ラグジュアリー贅沢さが強く求められる。
エレガントを追求した、シックで稀少価値のある贅沢さ。
モア・デザイン正統的なものにもう一つデザイン性を付加し蘇らせる。
斬新なデザイン。
メンズの方向として従来の既成概念にとらわれない新しい男性像が登場している。
エレガンス、繊細さ、セクシーさなど、自分のアイデンティティやイメージを表現
するためのメンズファッション。
なんてね。世界のプロモの分析らしいけどどうなるんでしょうね。
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