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アウトドア犬パンサのジーンズカジュアルライフレポート
* パンサの夏休み第三段
“古代都市に思いをはせるパンサ”
“パンサの海三昧” VOL.36
1999・8・24(火)
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こんにちは!犬のパンサです。
代官山気象台より
今日はこの代官山は快晴だ!
秋空の、何か微熱のようなじわぁとした暑さだけれど。
お待ちどう様、第三段!ふるさと編で〜す。
今日の旅は長旅になるので朝早くでなくちゃと思いきや能登の海でもう一度、
泳ぎたいというパンサの願いがママに通じて午前中は海水浴をしてしまったのだ。
ちょっとハードスケジュールになってしまった。
急いでシャワーを浴びて出発だ!
敦賀までは高速道路で難無く到着。だけど26個ものトンネルが次から次とあって
ちょっと辟易した。が気を取り直して・・・
舞鶴から福知山を目指そうとして夕方のラッシュ?にはまってしまったか・・・
これからの全ての道のりを国道で行くと三朝温泉にたどり着かないぞ〜!
27号線はチンタラチンタラしか進まない・・・そんなところへ・・・突然、
前の車窓から馬がのぞいているでわないか?!?!
パンサは犬だがあちらは馬!?!?びっくりして、しばらく見入っていると、
なんと「私たちが渋滞にはまって、さぞ退屈だろう」と前車の若者が
馬の頭のかぶりもので楽しませてくれているのだった。
パンサ、びっくりして思わず吠えそうになっちゃったのだ。
雨と渋滞のなかこころが和んで笑えた!
しかし、時間はどんどん過ぎていく・・・
早くしないと今日中にたどり着かないかも・・・とその時
舞鶴から福知山まで他のルートを発見!
NHK「ええにょうぼ」のふるさとへとつながる舞鶴道路で
一気に福知山へ走ればものの30分で着けると渋滞から抜け出した。
9号線に入ってしまえば、もう大丈夫。
知り尽くした道だ。
だが、雨が激しく降ってきた。ぜんぜん、前が見えない!!!
だんだん暗くなるし、どこでカーブしてるか・・・わかんな〜い。
鳥取に入ると道が広くなるはずだからそれまではがまん、がまんの運転。
パンサパパは暗い夜道を三朝目指して、ひたすら走るのだった。
まだまだ遠い道のりみたい。
パンサは後部座席でぐっすり眠ることにする。
ようやくママのふるさと三朝に到着したのは夜の10時をまわっていた。
それでもみんなに歓迎されてその夜はぐっすりというか泥のように眠った。
実のところパンサは歓迎されないお客なのかもしれないとちょっとドキドキしていた。
でも、パンサの美貌?にみんな納得!大歓迎してくれて近くの川に連れってくれたり
バーベキューパーティをしてくれたりとてもうれしかった。
近所にいない大きなゴールデンに子供たちも最初びっくり。
でも、一緒に遊んでくれた。
空気はきれいだし、みんな優しいしね。
ママは新聞で読んだ遺跡や古墳が見たかったらしく次の日は淀江町まで出かけた。
ママのふるさとは因幡の白兎で有名な因幡の国でおとなりの伯耆の国。
昔話がたくさんあるところだが、やはりあったのだ。古代の都市が!!!
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日本で2つしかない石馬が九州とここで発見されている。
そして、法隆寺にしかない壁画もここで発見されているのだ。
つまり、貴重なものがここに二つあるというのだ。
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そして、九州で見つかった古代都市の規模をはるかに越える古代都市がここには
あったのだった。
縄文人や弥生人はここから現在の朝鮮半島までなんと!!!手漕ぎ船で
9時間で行ったのだ。向こうからは潮流に乗るともっと早く着いたという。
とすると頻繁に行き来があり、貿易が栄えただろうことは容易に想像ができる。
朝鮮半島の人々は高くそびえる伯耆大山(ほうきだいせん)を目指して来たのだ。
当時は海がもっと深く入り込んで格好の港だっだ。
パンサはここに日本最大の古代都市が存在していたと信じてしまった。
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なんと、因幡の国には昔からハワイ海岸があるのですよ〜。
羽合と書いて「はわい」と読む。羽合海岸だ!
パンサの海水浴はハワイ海岸で!ステキでしょ!
パンサは泳ぎの天才、パパより早いんだぞ〜。
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パンサは初めて逢ったんだけど、ママの旧友に逢ったの。
とても、優しくしてもらった。ご主人の立派なお髭がパンサお気に入り。
ご主人はママ友達とデザイン事務所「Be-1」でいろいろなデザインを
手がけているらしい。ママの会社と似ているのかも。
イラストなんかもうまし、センスもバッチリ。どんどん、田舎を活性化して
ステキなエリアに変身させてほしいネ。
インターネットがあるんだし、どこだって、おもしろいことはできるもんね。
パンサ、応援しています。
パンサ、生まれて初めて遠くまで旅をして、沢山の犬友達や人々に逢って
本当に満足で〜す。
ふるさとは遠くにありて思うもの・・・か。
ママにとってはふるさと再発見の旅でした。
次は岡山、浜名湖編家路へ・・・また、読んでね。
パンサ
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