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     アウトドア犬パンサのジーンズカジュアルライフレポート
         『犬のパンサのジーンズおもしろ話』vol.7
        *犬に教えられたこと
        *ジーンズのいま、むかし。生きる術を教えて!

             1998・8・26(水)発行
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こんにちは!犬のパンサです。
代官山気象台より 曇り、横浜も曇り。朝の散歩は寝坊のママと一緒でも少し
過ごしやすい。ほんとはもっと早く行きたい。涼しいから。

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<朝の散歩でおもきり遊ぶパンサ


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今日はパンサの生まれてないずーっと昔の話をします。

<犬に教えられたこと>

ママに聞いたんだけど隣のアーントは大学に入ったときにマイケルというヨークシャテリア
が家族になったんだって。かわいくて暇があると遊んでたけど、ほら、そのときはアーントは
ティーンだし遊びたい盛りじゃない。だから、自分勝手なわけね。だから、面倒見るのは
もっぱら、アーントのママなわけ。

3<今は亡きマイケル


マイケルは男の子だからきかん坊で元気に庭を走り回っていたんだけれどやっぱり、
アーントの帰りをけなげに待っているの。
玄関でずっと待っていて、そのころのアントは大学生でコンパかなにかでよく飲んだ。
酔っ払いで帰ってきたアーントはソファでごろんと寝てしまうとアーントのママが
「上へあがってちゃんと寝なさい。」というとマイケルは「僕のおねえちゃんに何をするんだ!」
とママに噛みつかんばかりだったのだ。そして、そばにじっとしていて見守り続ける。
眠るときはいつも、アーントの掛布団の上に分鎮のようになって眠る。
まさにアーントのナイト(騎士)だったのだ。

アーントが社会人になって間もなく、そのマイケルが尿道結石で短い人生を終えた。
手術もしたがすでに毒が回っていて帰らぬナイトとなった。享年5才だった。
パンサのママが言うにはその日のアーントは涙が枯れるほど泣いて、それもウォッウォッ
嘔吐のように泣いた。

マイケルが星になって天に登っていった後、アーントは夢を見た。

マイケルはきれいな女の人に連れられて、家のほうに帰ってきた。「マイケル、帰ってきたの!
今はその人のところにいるの?こっちに帰ってこないの?マイケルはその人のところがいいの?」
そうするとマイケルが「この人のところがいい。」といった。
そして、目が覚めた。

アーントはそれから自分には犬を飼う資格はないと思っている。

だからか?いまはもっぱら、パンサをかわいがってくれるのだ。

パンサにはまだ、死っていうことがわからない。でも、死は怖くわない。だって、魂は死なず
また、生まれ変わってDNAをつなげていくから。

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<ジーンズのいま、むかし話。生きる術を教えて!>

4<男達は夢に向かって堀続けた


昔、ジーンズはただの労動着で着る人の階級さえ決まっていただろうに、今や
市民権を得ただけでなく、こんなに人に愛され、ファッションにまでなった。
何十万円、何百万円もするヴィンテージもある。特別な*織機で織られたデニムで
しかも*セルビッジがどうのこうのとか、*赤耳だ、青耳だとかもういろいろウンチクが多い。
それがいいとは決して思わないが・・・
世の中、変われば変わるもんだ。人間の夢とあるいは貪欲さと・・・人間の性を思う。

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<サスペンダーボタン、股リベット、
 などが付いていてループがない
 1920年代以前のリーバイス501XX

<最古リーバイスコンテストで優勝した
 1920〜1930年代のもの




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<1969年ウッドストックに集まった若者達。LOVE IN

本格的にジーンズが生まれてから150年くらいだろうけれど、いまやアメリカ国内
だけでも6億本近いジーンズが生産されている。
日本はと言えばほんの50年くらいだし、一般的になったのは30年くらいだと思う。
その前はジーンズ履いたら白い目で見られただろう。
今流行のジーンズもぽっくりみたいなサンダルも昔に帰ったようだ。
今や、シャネルジーンズだってある時代だ。
(だけど、パンサは自然体で着るジーンズが好き。だけど、白いTシャツとブルージーンは
中身の無いやからには似合わないからあしからず。)

洋服は氾濫し、もうファッションで自分を表現するのは陳腐なことになってしまった。
そして、同じでは無いにせよ、今の音楽シーンでもファッションにしても新しいものは
出てきていないし、焼き直しに過ぎない。そして、生まれてくるにはあまりに状況が
悪すぎる。国際的鎖国時代を長い間やってきた日本にきっとつけは廻ってくるだろう。
こんなに冷え込んだ市場のなかでなかなか新しいムーブメントが起きにくい。
だけれども黙って見ていてもこの日本丸と心中するだけだ。そんなつもりはない。
しかし、いまのところ秘策はない。だれか教えてください。な〜んてね。

(パンサはわかっている。どう生きるのか・・・だけど教えてあげない。
人間は馬鹿だから、教えてあげても無駄だもんね。

だけど、人間も捨てたもんじゃないヨ!
ろくでもないことを繰り返すけど馬鹿だからこそ考えつくこともある。
欲深いから何か考える。 泣いたり笑ったり大変だけど見守ってあげるよ。パンサ)

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                                パンサ

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今回はちょ〜とむづかしいヨ。本格的よ。
織機、セルビッジ、赤耳・青耳をお送りします。

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織機
7<セルビッジを織出す織機

現在デニムを織るのに使われている織機に力織機(シャトル織機)と
革新織機(スルーザー織機)がある。
革新織機は通常のデニム等を織るのに使われる高速織機で生地幅も
58インチから60インチと広幅の生地を織る。
力織機は革新織機が出てきてからなくなりかけたがヴィンテージタイプの
セルビッジデニムの生地を作るのに必要なため復活してきた。
力織機は一日に一反(約50m、ジーンズにして約20本分)しか織ることが出来ず
生地幅も27インチ前後と狭く、両端にセルビッジが付く。(1インチは約2.54cm)

セルビッジ

生地の織り端がほつれないに織られている生地の端(耳)の事。
ヴィンテージジーンズには27インチ前後の生地が使われておりこの生地幅で
型入れ(生地の上に型紙を並べ取り方を決める事)するとジーンズの脚の脇側に
セルビッジ部分がくるようになり、セルビッジ部分は、ほつれることがないので
ロック始末等の工程が省けて効率のよい方法である。

赤耳、青耳

セルビッジ部分に赤や青等の色糸を入れてありこのことから赤耳、青耳等と
呼ばれる。これは当時の生地メーカーが納入先を区別するために色糸を
入れたとされている。

8<赤耳、青耳


<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<ジーンズ豆辞典参考になったかな?
パンサ、もっと勉強します。

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『お知らせ』
いま、パンサラッサマインドショップのホームページでは{SPECIAL THANKS SALE}を
行なっています。まだまだ、暑い日が続きますがこの夏、最後のとっておきを探しませんか。
見てください。スタッフ紹介を付け加えました。
『犬のパンサのジーンズおもしろ話』のホームページからパンサラッサマインドショップの
ページに飛ぶことが出来ます。
http://www.pangea.jp/pantha/

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